心の病気は体の病気につながっているのかな？

それでは、ここでは、心の構造がわかったとことで、心と体の病気について、もっと深く考えてみよう。

心と体はどのようにつながっているのかな？のところで、お話した２匹のサルのところを、もっとくわしく説明しよう。
心が３つの領域からできているということが、わかれば、なぜ、片方のサルは、かいようになって、死んでしまったのか、もっと理解できるね。
電気ショックのみでは、胃かいようにはならず、しんでしまうこともないということは、もう１匹の責任のまったくないサルからわかる。
しかし、自分の失敗が、他のサルにも影響を及ぼすことがわかると、胃かいようになり、しんでしまった。
これは、おそらく、人でいうと、スーパーエゴの働きによって、ショックを避けなけれという責任感、他のサルにも影響をおよぼしてしまうという、悩みが、体に直接あらわれたものなんだね。
つまり、スーパーエゴの働きが強すぎて、目標をうまく達成することが出来たなら外に向かって解放されるはずの、イドのエネルギーがスーパーエゴでおしかえされて、自分の体をせめつづけることになってしまったんだね。
これが、いかいよう、発生のからくりといわれている。