
参考文献 「心療内科」池見酉次郎著 119ページ
上の、模型図は、ノイローゼや心身症の発生のからくりをあらわしているよ。
体の領域からイド(本能、衝動)にとりいれられた、人間的な欲求は、その満足をもとめて、意識に浮かび上がろうとするが、良心などの「検閲の関門」によって、意識的、または無意識的に抑えつけられて、やむなく逆流して、手足のまひや、呼吸困難など、体の一定の部位に症をつくる。 つまり、もとの欲求をみたすかわりに、体の症状をつくることによって、かわりの満足が得られて、その結果、欲求不満による心のもやもやをあまり意識しなくてもすむことになるんだよ。
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