攻撃、退行、抑圧、白昼夢(空想)とは?





1.攻撃


(1)直接的攻撃
 ストレスの原因となっている、人やモノに対して、反抗したり、暴行を加えたりすること。攻撃が、自分自身に向け  られることもあり、自殺はその極端な例。
(2)移転した攻撃
 ストレスの原因となっている人やモノに対して、直接攻撃が出来ない場合、全く無関係な人やモノに攻撃を加え  ること。いわゆる、いじめ、やつあたり、または、皮肉、嫉妬もこの例。

2.退行


 ストレスの状況に、うまく対処できない時。赤ちゃんや小さい子供のように、なること。例えば、何かに満足できな  い子供が、赤ちゃん言葉を使ったり、鼻声を出して、母親に甘えたりすること。

3.抑圧


 性欲や思い出したくない過去の経験、自分よりも上に感じている人等を、無理やり自分の意識に上らせないよう   におさえつけてしまうこと。この抑圧は、無意識のうちに、おこなわれるが、すっかりなくなってしまうわけではない  ので、夢の中にでてきたり、神経症という心の病になったりしてしまう。

4.白昼夢(空想)


 現実にみたすことのできない欲求を、空想の世界で、みたすことによって、ストレスを解消しようとすること。  空想の世界では、欲求をじゃまするものは、何もなく、簡単に欲求がみたされるので、この白昼夢は、習慣化され、   現実での真剣な問題解決の努力をしなくなる。



同一視、投射、合理化、補償とは?に続く