エサキダイオードの特許の取り方、つまり、特許の網
の構成については、失敗例として、語り草になってい
るんだ。
基本特許こそ、ソニーが特許権を取得したものの、そ
の応用面については、ダイオードのスイッチング速度
に注目した、外国勢によってことごこく取得されてし
まったんだ。
ソニーは、この経験を生かして、次に発明された、ト
リニトロンやLEC等については、基本発明の後、応
用研究、開発研究を重ねて、その結果を含めて、対国
出願を完全に済ませてから、発明の発表を行なうよう
になったらしいんだよ。
終わり
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