エピソード2 





 エサキダイオードの特許の取り方、つまり、特許の網 
 の構成については、失敗例として、語り草になってい 
 るんだ。 
 基本特許こそ、ソニーが特許権を取得したものの、そ 
 の応用面については、ダイオードのスイッチング速度 
 に注目した、外国勢によってことごこく取得されてし 
 まったんだ。 

 ソニーは、この経験を生かして、次に発明された、ト 
 リニトロンやLEC等については、基本発明の後、応 
 用研究、開発研究を重ねて、その結果を含めて、対国 
 出願を完全に済ませてから、発明の発表を行なうよう 
 になったらしいんだよ。
 終わり  



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