
上図のように、P−n接合ダイオードの場合は、
順方向において、電圧を上げていけば、それに
比例して電流も多く流れる。

一方、エサキダイオードの場合、順方向におい
て電圧を上げていくと、ある値までは比例関係
で電流も流れていく。(A→B)
ところが、さらに電圧を上げると、どんどん電
流の値が下がっていく範囲がある。(B→C)
その後、また電圧を上げると、また比例の関係
で、電流が流れる。(C→D)
このような値を示すのが、エサキダイオードな
んだ。つまり、このB−C間の負性抵抗を利用
して、制御ができるダイオードってわけなんだ。
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